渡辺病院-スタッフからの挨拶
院長からのメッセージ

平成17年4月に「認知症」医療へ専門化し、それを機に「泉州病院」から「渡辺第二病院」に名称を変更しました。
ご承知のように「認知症医療」「高齢者医療」を取り巻く環境は急激に変化しており、より安全でより質の高い医療の提供が期待されおります。
この期待に応える具体的な方法として、平成16年11月にISO9001:2000の認定を取得しております。
さらに認知症高齢者医療に十分対応できるように、平成20年4月に高齢者医療の「渡辺病院」と合併することにより今後の環境の変化に対応できるものと考えております。今後「認知症」をとりまく状況は変化するでしょうが、合併により各科の医師の協力で診察・治療にあたることができます。
また看護師だけでなく全職員が「認知症」のスペシャリストになるように「認知症ケア専門士」の資格習得のため勉強しており、現在60数名が資格を持って看護・介護にあたらせていただいておりますが、全職員が認知症に精通できるまで勉強を続けたい所存であります。さらに看護師には高度な知識を必要とする「認定看護師」の取得を勧めています。
以上のように我々の基本理念である「人にやさしく」を基本方針として高齢者認知症の領域において地域で最も信頼される病院を目指し努力を続けていきます。
平成22年 11月 渡辺病院 院長 渡辺浩年
診療部長からのメッセージ

30年後には倍増すると言われている認知症高齢者のための、泉州地域での医療・介護ネットワーク作りに役立てればと考えています。
平成20年 10月 渡辺病院 診療部長 鬼頭ひろ志
看護部長からのメッセージ

当院は、だんじり祭りで有名な岸和田市の山手地区に位置し、周囲には緑も多く自然豊かな場所にあります。
当院は特に、認知症高齢者の医療、看護、介護に取り組んでおります。認知症高齢者といっても、機能障害、能力障害、家族環境、生きてきた過程も違います。一人ひとりの患者さま、ご家族の思いはさまざまです。
看護部として、個別に真のニーズを創り出し、それを基本方針として揚げ、そこに携わる多職種が、病院の理念である「人にやさしく」を目指して、専門性を生かし、目標を達成できるように努めています。
そのためにも、人材育成に力を入れ、スタッフのスキルアップに向けての取り組みにも力を入れています。資格支援を続けながら、各自の成長につなげられるよう、看護、介護の仕事を通して患者さまから多くのことを学ばせてもらっているという気持ちを忘れないように、対象となる方々のQOLを大切にした支援が出来ることを目指しています。
患者様一人ひとりに寄り添い、家族の視点に立った支援が出来るよう、相手を思いやる気持ちを大切にし、いきいきと働きやすい職場つくりをすることで、心豊かな看護、介護に繋がっていけると思っています。
平成30年 8月 渡辺病院 看護部長 吉田和代
リハビリテーション部長からのメッセージ

このたび、理学療法課、作業療法課が力を合わせて、認知症の方のリハビリテーションに取り組むことになりました。
昨年、アルツハイマー病の治療薬であるレカネマブが承認され、今後の認知症治療が大きく変わろうとしています。しかしながら、どのような時代になっても、リハビリテーションの重要性は高まることがあっても、下がることは少ないと考えています。 現在、当院には作業療法士15名、理学療法士2名が在籍しています。彼らは、ほぼ全員、認知症ケア上級専門士、認知症ケア専門士、認知症ケア准専門士を取得しています。院内では、身体機能、認知機能低下予防のため、認知症リハビリテーション、作業療法、生活機能回復訓練、理学療法を行っています。また、スタッフ間では理学療法をはじめ脳画像を用いた症例検討会を週3回実施し患者様、ご家族様の信頼に応えられるよう精進しています。
2025年1月 渡辺病院 リハビリテーション部長 稲山靖弘